「どこに住むのか」は重大な選択です。住む場所によって家族の生活は変わってきますし、幸せを感じることができる度合いも違ってくるからです。もちろん、都内に住むのか、郊外に住むのかによって経済的な負担も大きく変わります。どの場所が家族にとって最適なのかは、検討すべき項目がたくさんありますので大いに悩まれるのではないでしょうか。できれば、ずっと住んでいたいと思える街を選びたいところです。そこでお勧めしたいのが、住みやすさNO.1の街「守谷市」です。守谷市であれば多くのニーズを満たしてくれます。
今回は、東京のベッドタウンとして人気を集めている「茨城県守谷市」の住みやすさについて詳しくお伝えしていきます。
今回は、東京のベッドタウンとして人気を集めている「茨城県守谷市」の住みやすさについて詳しくお伝えしていきます。
1.守谷市はどんな街?
茨城県は、県北、県央、県西、県南、鹿行地区の5つの地域に分けることができます。茨城県全体の人口は約284万人(※)ですが、そのうちの約98万人が暮らしているのが、つくば市や守谷市を含む県南地域になります。もっとも多くの人口が集まる県南地域に位置し、利根川や鬼怒川、小貝川に囲まれた自然豊かな街が守谷市です。守谷市の最大の特徴は、「東京にアクセスしやすい」という点でしょう。東京まではおよそ35㎞。2005年のつくばエクスプレスの開業に伴い、秋葉原まで最短30分で行けるという利便性からニュータウンとして急速に発展しました。茨城県全体が人口減少傾向にあるなかで、守谷市、つくば市、つくばみらい市は、例外とばかりに人口が増え続けていることから見ても、その人気の高さがわかります。また、近年ではテレワークが普及したことで、守谷市はとくに都内から郊外に移り住む人に人気となっています。また、東洋経済「都市データパック」編集部が発表している812市区を対象にした「住みよさランキング」では、2008年に1位を獲得、「いい部屋ネット街の住みごこちランキング&住みたい街2021」(北関東版)でも、なんと3年連続1位に選ばれています。生活利便性、交通利便性、親しみやすさ、イメージという4項目で1位です。このように、実績でその住みやすさをしっかり証明しているのが守谷市なのです。
※令和3年4月 茨城県庁報道発表資料より
※令和3年4月 茨城県庁報道発表資料より
2.守谷市の人口・世帯の特徴について
令和3年4月時点で、守谷市の人口は28,414世帯、69,066人と茨城県のホームページにて公表されています。守谷市は、その住みやすさから、県内外からの人口流入が多く、人口増加数は茨城県内でつくば市についで2位、人口増加率は1位です。ちなみに人口増加数1位のつくば市については、入学者数が毎年2,000人を超える筑波大学の影響が大きいので、単純には比較することができないでしょう。生涯の移住先としては、実質的にはつくば市を上回る人気ぶりです。守谷市の人口の特徴としては、「子育て世帯が多い」という点です。守谷市には保育園を含め、小学校や中学校といった教育機関が多くあり、子育て世代が安心して暮らせる大きな要因となっています。そのため子どもの人口増加率は、つくばエクスプレス沿線の街で1位です。また、15歳未満の人口比は茨城県内2位で、生産年齢と呼ばれる15歳から64歳までの人口比は1位ですから、守谷市は子育て世代が多く住んでいる街であることがわかります。高齢化問題を抱えている街が多いなか、守谷市は「若く元気」であることが大きなアピールポイントになっています。
3.守谷市の交通事情とは?
守谷市からの都心へのアクセスは、先ほどご紹介したとおり秋葉原駅とつくば駅を結んでいるつくばエクスプレス(TX)が便利です。守谷駅から秋葉原駅までの所要時間は、最短32分。通勤ラッシュ時は2分から4分間隔で電車が来ますし、守谷駅発の始発も多数運行されているため、朝は座って通勤したいという方も安心です。そのほか、関東鉄道常総線もあり、取手駅にてJR常磐線に乗り換えが可能です。ちなみに守谷市内には、常総線の駅も含めると北から新守谷駅、守谷駅、南守谷駅の3つがあります。市内を横断する一般国道は国道294号線。高速道路は常磐自動車道が通っており、隣接するつくばみらい市の谷和原インターチェンジを利用します。市内の交通については関東鉄道の路線バスのほかに、市内を巡回するコミュニティバス「モコバス」があります。安く移動できるという点では便利ですが、あまり本数は多くないため、市内と周辺の移動に関しては、車がないと不便を感じるかもしれません。ただし守谷市でも、路線の改善など精力的に行っていますので、今後はバスも活発に利用できるようになっていくことでしょう。
4.守谷市が「住みたい街」として人気の理由
守谷市が住みたい街として高い評価を受けている理由は、やはり実際に「住みやすさ」が抜群だからです。守谷市が住みやすいと実感できる点は、大きく分けて3つあります。
(1)都心へのアクセスと自然豊かな暮らしを両立
守谷市は「ほどよく都会」と「ほどよく田舎」、そのバランスがとても絶妙なのです。市内には大型のショッピングモールもあるため、日常のお買い物に不便を感じることはありません。都心に出かけようと思えば、つくばエクスプレスを利用して35分ですから、通勤にも通学にも便利です。一方で、自然を感じながらリラックスした暮らしをかなえることもできます。まさに理想的な環境ですよね。豊かな暮らしと利便性を両立できることが、ベッドタウンとして人気の理由なのでしょう。
(2)物価安し!新鮮な産直野菜をお得に買える
イオンタウン守谷内のカスミ、SEIYU、ヨークベニマルなど、市内の各スーパーマーケットには、地元の農家さんが育てた野菜を買えるコーナーがあり、いつでも地元産の新鮮な野菜を手軽に手に入れることができます。また、守谷市内にある小菅農園直売所は、県外からもわざわざ訪れる人がいるほどの有名な直売所。数ある人気野菜のなかでも、高糖度のフルーツトマトととうもろこしは、一度食べたらほかで買ったものは食べられない!という人が続出するほどのおいしさです。
(3)自然を生かした大きな公園でノビノビ遊べる
都内に住んでいると、手軽に大きな公園を利用することが難しくなりますが、守谷市には20,000㎡を超える大型の公園が近郊にたくさんあります。とくにこのコロナ禍の中では、子どもが安心に遊べる場所は限られてきますので、こういった自然を生かした大きな公園でノビノビと遊べることは、子どもの発育にとっても重要です。新守谷駅の西には、夏には水遊びも可能な41,000㎡もの大型公園「立沢公園」、遊具もありジョギングなども利用されている20,200㎡の「大山公園」、散歩する人も多い20,201㎡の「板井戸公園」がありますし、守谷サービスエリアの西には、守谷市最大の「常総運動公園」があります。アクロスモール守谷店の近くには、テニスコートも完備されている20,600㎡の「松ヶ丘公園」、南守谷駅の西にも、西友楽市守谷近くに児童センターに隣接した20,200㎡の「けやき公園」があります。安心して子どもを遊ばせられる場所がたくさんあるのも、守谷市が子育て世代に人気の理由のひとつなのです。
5.守谷市へ移住したい!|守谷市へ移住するメリット・デメリット
ここからは守谷市へ移住するメリットとともに、デメリットについてもご紹介していきます。
(1)メリット
まずは守谷市へ移住するメリットをおもに5つご紹介します。
① 市内に多数の商業施設で生活に便利
守谷市は商業施設や娯楽施設が豊富なため、生活に不便を感じることがありません。ワンストップショッピングできる大型商業施設としては3箇所あり、そのひとつが守谷駅から徒歩10分のところにある「イオンタウン守谷」です。スーパーマーケットのカスミのほか、衣料品店や大型のスポーツショップ、ファミリーレストランや映画館、美容室やフィットネスクラブまでそろっています。またさらに東に進むと、スーパーマーケットやドラッグストア、衣料品やカルチャースクール、学習塾、歯科などの設備がある「アクロスモール守谷」があります。南守谷駅から徒歩10分のところには、食品やニトリ、スターバックスコーヒーなどが利用できる「西友楽市 守谷」があるため非常に便利です。
さらに2022年の春には、守谷駅東口に新たな複合商業施設「守谷東口複合商業施設(仮称)」がオープン予定となっています。どのようなテナントが入るのかはまだ不明(2021年9月時点)ですが、手がけるのは全国で「ブランチ」という商業施設をプロデュースしている大和リースという会社とのことなので、オープンが楽しみですね。
さらに2022年の春には、守谷駅東口に新たな複合商業施設「守谷東口複合商業施設(仮称)」がオープン予定となっています。どのようなテナントが入るのかはまだ不明(2021年9月時点)ですが、手がけるのは全国で「ブランチ」という商業施設をプロデュースしている大和リースという会社とのことなので、オープンが楽しみですね。
② ゆったりとした時間と住環境
守谷市は県内1位の人口密度とはいえ、都心部と比べれば、ゆったりとした住環境は比較に及びません。ご参考までに、敷地面積に対する緑地面積の割合を示す緑被率を見てみると、東京23区が20%台なのに対し、守谷市はなんと3倍の60%台です。緑豊かな環境で心穏やかな生活を送ることができるのも、守谷市に移住するメリットのひとつでしょう。
③ 子育て世帯にうれしい自然体験も豊富
守谷市では、いたるところで手軽に産直の新鮮な野菜が安く買えることはもちろんのこと、守谷市の近郊ではイチゴ狩り、ブドウ狩り、芋掘り、タケノコ掘りといった季節に合わせた収穫体験も手軽に挑戦することができます。都心に住んでいると、こういった自然体験も1日がかりのスケジュールになってしまいがちですが、ちょっと足をのばすだけで体験できるのは、子育て世代にはうれしい環境といえるでしょう。
④ 新たに4園開園で待機児童問題も解消
子育て世代にとって待機児童は深刻な問題ですよね。そのため子どもを保育園に通わせられる環境なのかどうかは、住む地域を決める際の重要なポイントのひとつです。守谷市には公立の保育園が2園、私立の保育園が17園、保育所枠のある認定こども園が2園、小規模家庭的・保育事業6園があります。それでも子育て世代が急速に増えたことから待機児童が増加していましたが、令和3年4月に新たに4園の保育園を開園したことで、徐々に待機児童の数も改善されつつあります。このように、子どもを保育園に預けて仕事ができる環境が整備されている点も、住みやすい街・守谷市の大きなメリットです。
⑤ 総合病院のほか、多数の個人クリニックで安心
守谷市には80以上のクリニックがありますので、病気になった際には速やかに治療を受けることができます。新守谷駅近くには総合守谷第一病院がありますし、守谷駅周辺には耳鼻科や産婦人科、小児科、皮膚科といった各個人クリニックも多数あるので安心です。20年、30年と住み続ける場所を選ぶ際には、こういった医療施設が充実しているかどうかも大切な点です。より住みやすい街であることを再確認できるでしょう。
(2)デメリット
メリットばかりというわけではなく、やはり守谷市にも一長一短はあります。
守谷市のデメリットの大半は、「交通事情」についてです。
守谷市のデメリットの大半は、「交通事情」についてです。
① 車がないと市内の移動は不便
市内を走るバスがあるとはいえ、商業施設を利用するにしても、病院施設を利用するにしても、市内の移動については車がないと不便といえるでしょう。ですから駐車場、車の購入、維持費などがかかることは、想定しておく必要があります。ただし車社会なので、守谷市の道路や駐車場は、都心に比べ広く作られています。その点は、運転に自信のない方でも安心ですよ。
② 市内を走るバスはあるが本数が少ない
車がない場合は、市内を走る路線バスとコミュニティバスのモコバスを活用することになりますが、1時間に数本しか走っていないというように本数が少ないため、使いにくいという点が挙げられます。そのため、とくに通勤に守谷駅を利用する場合は、駅までの交通手段として自転車を利用する人も多く、駅周辺には大型駐輪場が数カ所用意されています。
③ つくばエクスプレスの運賃が高い
つくばエクスプレス(TX)の運賃が高いというのもデメリットのひとつです。守谷―秋葉原間の運賃は、片道838円、往復で1,676円(※IC利用運賃)かかります。ただ、最短32分の乗車時間とはいえ、走行距離は37.7㎞ですから、その点は仕方ない金額かもしれません。会社から交通費が全額支給されるのであれば問題ありませんが、お子さんの多いご家庭においては、お子さんの大学進学などで頻繁にTXを利用することになった場合、交通費は定期券の学割を利用しても、それなりの出費になってしまうことを想定しておく必要があります。
6.気になる!守谷市の土地価格相場とは?
SUUMOで土地価格相場を確認してみると、2020年から2021年にかけての守谷市の平均坪単価はおよそ22万円です。また、守谷駅徒歩圏の立地になると坪単価は25万円以上、新守谷駅周辺だと15万円、南守谷駅周辺だと13万円ほどが目安ですが、なかには坪単価5万円を下回る土地もあり、立地によって坪単価が大きく異なります。1住宅の平均延べ床面積は、東京が64.48㎡なのに対し、守谷市は106.59㎡で部屋数は5から6部屋が一般的です。立地によってかなりの金額差がありますので、予算と希望条件をしっかり整理してから選択することが大切です。
まとめ
守谷市の特徴や住みやすさ、住環境のメリット・デメリットについて詳しくご紹介してきました。都心へのアクセスの良さ、自然豊かで便利な住環境、安心の医療福祉環境など、守谷市は、子育て時期から老後までを快適に暮らせる街のひとつです。また、都心に比べ、マイホーム購入費用も安く済むことから、住宅資金をできるだけ抑えて、少しでも老後の資金を確保したいとお考えの方にもおすすめでしょう。将来どこに住もうか悩まれているのでしたら、ぜひ一度、守谷市を訪れ、検討してみてください。