注文住宅購入時に必要な費用と支払い時期とは?
注文住宅購入時に気になるのは、金銭面です。
ここでは、土地購入時、建築時にそれぞれ分けて解説します。
土地を購入する場合について
まず、土地の契約時に「売買契約手付金」がかかります。
これは、土地の購入契約を担保するための予約金になります。
基本的には、土地の購入費用の5パーセントから10パーセントと言われています。
しかし、あくまでも目安であるため、売主に事前に確認をとりましょう。
また、不動産会社を利用すると仲介手数料の半金を支払う必要もあるため把握しておきましょう。
その他にも、登記費用、各種税金、司法書士への費用がかかるため確認しましょう。
このように、土地を購入する際は、契約時に売買手付金と仲介手数料の半金を支払います。
その後、住宅ローン決済後、引き渡し時に土地の購入代金と残額の仲介手数料と諸費用の支払いとなります。
建築時について
まず、建築時に必要な費用は調査費用です。
調査では法規上の制限や地盤調査、測量などを行います。
費用はおおよそ10万円かかるので把握しておきましょう。
また、工事請負契約の工事契約金が全体費用の10パーセントかかります。
そして、法律への適合性を確認する建築確認申請書におおよそ10万円必要になります。
他にも、上棟式や地鎮祭、登記費用、司法書士報酬、印紙税などが必要です。
建築時は、工事請負契約時に全体の10パーセント、着工時に全体の30パーセント、上棟式に全体の30パーセント、引越し前に残りの30パーセントを支払う事になります。
注文住宅購入時の注意点とは?
注文住宅は理想や個性を反映し、快適な暮らしが実現できます。
一方で、購入時には注意点がいくつかあります。
ここでは、注文住宅購入時の注意点を3つ解説します。
1つ目は、注文住宅を購入するハードルが高いことです。
購入に関する中間手数料や税金などの諸費用は、一般的に現金での支払いが望ましいとされています。
注文住宅では、マンション購入や建売と比較して諸費用がかかったり、まとまった支払いが発生したりするので、余裕をもった資金計画が重要でしょう。
2つ目は、別途工事費がかかることです。
どこまで住宅ローンを借りられる工事費用に含められるかといった問題もあり、特に問題になるのが外構工事費です。
堀や植木といった外構工事は見積もりの中にあるのか、住宅ローンに含められているのかどうかで変わってきます。
それゆえ、自己資金を用意しておくことを考えましょう。
3つ目は、つなぎ融資があることです。
これは、建築の一戸建てにはない工事費用などの支払いのスキームです。
注文住宅では、設計料や工事費用を契約時、工事発注時、工事着工時、中間、引き渡しのように複数段階で支払うことになります。
基本的に、つなぎ融資は住宅ローンを組むことが前提条件となります。
それゆえ、同一金融機関で組む必要があります。
金融機関によってはつなぎ融資を実施していないことがあるため、全体的な購入計画を見据えてローンの提携先を選択しましょう。
まとめ
今回は、注文住宅購入に必要な費用と支払いタイミング、注意点を解説しました。
土地、建物どちらにも様々な種類の費用がかかるため、支払うタイミングを把握しましょう。
また、解説した注意点も確認し、注文住宅の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
注文住宅の購入をお考えの方は、ぜひお問い合わせください。