数ある住宅デザインの中からテイストを決めよう
注文住宅のデザインにはさまざまなテイストがあります。とくに外観は家のイメージそのものになるため重要です。外観が決まれば、おのずと内装のイメージも湧いてくるのではないでしょうか。理想の住まいを実現させるためには、住宅デザインの種類を知ることが大切です。以下では、外観デザインの種類とその内装について代表的なものを紹介します。自分の好みやライフスタイルに合わせて選んでみてください。
日本の伝統的なデザインを継承する和風
和風の風情ある建築は、日本人にもっとも親しみのあるデザインといえます。天然の木材や漆喰、瓦など自然素材を多く使っているのが特徴です。和風住宅の瓦屋根は重厚感があり、外観をグレードアップさせてくれるうえに、すぐれた断熱・遮音効果が期待できます。また趣のある縁側も、和の雰囲気をぐっと上げてくれるでしょう。
和風住宅の内装によく使われる畳や構造となる柱を露出させる真壁は、調湿効果があるため雨の多い日本に適しているといえます。間取りは障子、扉などで部屋ごとに仕切ることが多いです。
和風住宅の内装によく使われる畳や構造となる柱を露出させる真壁は、調湿効果があるため雨の多い日本に適しているといえます。間取りは障子、扉などで部屋ごとに仕切ることが多いです。
海外の雰囲気を感じさせる洋風
洋風建築のデザインは、海外をイメージさせる凝った装飾や明るいカラーを取り入れているのが特徴です。おしゃれなレンガ作りやアーチ状の曲線を取り入れた扉、格子状の窓、石組の門扉、広々としたバルコニーなど、細かいこだわりが感じられる作りになるでしょう。
また、内装ではあえて部屋の仕切りを設けず、吹き抜けや高さのある天井を取り入れて、開放感ある空間にしていることが多いです。
そのほか、海辺の雰囲気がよく似合うアメリカ西海岸をイメージした「カリフォルニアスタイル」、レトロとモダンが融合した中に遊び心を感じる「ニューヨークスタイル」といった洋風デザインもあります。
また、内装ではあえて部屋の仕切りを設けず、吹き抜けや高さのある天井を取り入れて、開放感ある空間にしていることが多いです。
そのほか、海辺の雰囲気がよく似合うアメリカ西海岸をイメージした「カリフォルニアスタイル」、レトロとモダンが融合した中に遊び心を感じる「ニューヨークスタイル」といった洋風デザインもあります。
素材やカラーにこだわる北欧風
近年、北欧の建築デザインやインテリアは高い人気を博しています。ブラウンや落ち着いたグリーンといったアースカラーのサイディングに大屋根(もしくは三角屋根)といった、シンプルなデザインが主流です。
極寒の地である北欧では、屋根に雪が積もらないよう勾配のある大屋根か三角屋根が採用されています。家全体を大きく包み込むような屋根は、北欧デザインの特徴といえるでしょう。
内装は、より多くの光を取り入れて暖かな印象にするため、大きな窓を設置します。また、無垢材やレンガなど、温もりのある自然素材を中心に組み合わせて内装をデザインする点も、北欧住宅の魅力です。
極寒の地である北欧では、屋根に雪が積もらないよう勾配のある大屋根か三角屋根が採用されています。家全体を大きく包み込むような屋根は、北欧デザインの特徴といえるでしょう。
内装は、より多くの光を取り入れて暖かな印象にするため、大きな窓を設置します。また、無垢材やレンガなど、温もりのある自然素材を中心に組み合わせて内装をデザインする点も、北欧住宅の魅力です。
現代的でスタイリッシュな印象のおしゃれなモダン
新築をモダンなデザインにするには、ヴィンテージな雰囲気にすることや、自然素材を活かすと良いでしょう。
ヴィンテージは、壁紙がモノトーンで統一されていたり、床板に木目のはっきりとした素材が使われていることが多いため、シックな印象となります。
また、自然素材は「無垢材」のように、経年によって色合いや質感が変わり深みが増す素材もあります。余計な加工もしないため、シンプル且つナチュラルな印象に仕上がります。
ヴィンテージは、壁紙がモノトーンで統一されていたり、床板に木目のはっきりとした素材が使われていることが多いため、シックな印象となります。
また、自然素材は「無垢材」のように、経年によって色合いや質感が変わり深みが増す素材もあります。余計な加工もしないため、シンプル且つナチュラルな印象に仕上がります。
和の中に現代的な要素を取り入れた和モダン
和モダンは、白やダークブラウンといった落ち着いたカラーの外観が多く、現代的な中にも日本独自の畳や木の格子などを使っているのが特徴です。傾斜のない平面状の陸屋根や一方向だけに勾配のある片流れ屋根にすると、シンプルかつおしゃれに演出できます。
「モダンな雰囲気に憧れるけど、和の空間もほしい」そんな方におすすめの折衷的なデザインといえるでしょう。
「モダンな雰囲気に憧れるけど、和の空間もほしい」そんな方におすすめの折衷的なデザインといえるでしょう。
外観デザインを決める際のポイント
外観デザインを決める際には以下3つのポイントを意識しましょう。
外壁カラーは同系色でまとめて周囲との調和も考えて
外壁は、ベースカラーとアクセントカラーを同系色にするときれいにまとまります。しかし、赤や青など原色の奇抜なカラーを選ぶと周囲から浮いてしまい、街の雰囲気も壊しかねません。地域によっては、景観条例により使用できないカラーもあるので注意が必要です。
また、外壁の色はカラーサンプルを見て決めますが、太陽光の下と照明の下では印象が変わります。理想と完成後に差異が出ないように、実際に使う素材や色のサンプルを屋外内で確認しましょう。
また、外壁の色はカラーサンプルを見て決めますが、太陽光の下と照明の下では印象が変わります。理想と完成後に差異が出ないように、実際に使う素材や色のサンプルを屋外内で確認しましょう。
家全体の雰囲気を考えて屋根を選ぶ
屋根の形で家全体のイメージが変わります。直線的で厚みのある屋根は重厚感を、小割り感のある屋根は軽快な印象を与えるでしょう。理想の外観にするためには、住宅デザインのテイストや外壁の雰囲気に合った屋根を選ぶことが大切です。
外壁で使用する素材のメンテナンスコスト
外観を決める際に、メンテナンスしやすいかどうかを考えるのもポイントです。外観に使用する素材によっては、補修コストやメンテナンスのしやすさが変わります。
たとえば屋根に用いる粘板岩を薄い板状に加工したスレート材は、約10年で塗装が必要です。一方で瓦屋根だと瓦自体の張替えは不要で、メンテナンスに必要なのは下地部分のみ。長く住んでいくと経年劣化は免れませんが、メンテナンスしやすい素材を使うことで将来かかるコストや手間を削減できるのです。
たとえば屋根に用いる粘板岩を薄い板状に加工したスレート材は、約10年で塗装が必要です。一方で瓦屋根だと瓦自体の張替えは不要で、メンテナンスに必要なのは下地部分のみ。長く住んでいくと経年劣化は免れませんが、メンテナンスしやすい素材を使うことで将来かかるコストや手間を削減できるのです。
内装デザインを決める際のポイント
おおよその外観イメージが固まったら、次は、内装デザインを考えていきましょう。
内装デザインを決めるうえで大事なポイントを以下4点にまとめましたのでご覧ください。
内装デザインを決めるうえで大事なポイントを以下4点にまとめましたのでご覧ください。
テイストを統一して配色を決める
内装デザインのテイストは統一させておきましょう。ある程度テイストが決まっていれば、間取りやインテリアを決める際にスムーズです。また、配色は空間の大部分を占める壁や床、天井といったベースカラーを基準に、ソファーやカーテンなどインテリアの主役となるアソートカラー、空間全体を引き締めるための小物類に用いるアクセントカラーの3つを決めます。
視界に入りやすいベースカラーのトーンは合わせておくと統一感が出るでしょう。
視界に入りやすいベースカラーのトーンは合わせておくと統一感が出るでしょう。
床材の種類や張り方を知る
床は面積が広い分、空間のイメージを大きく左右します。コストによって雰囲気やグレード感に差が出やすい部分なので、慎重に選びたいところ。また、フローリングの場合、張り方を変えるだけで、同じ床材でも異なる印象にすることが可能です。
用途によって照明を使い分ける
おしゃれで住みやすい環境にするには、照明も大切です。たとえば、リラックスしたいスペースには間接照明を、デスクワークをする際は明るい白色の照明と、場所や用途によって使い分けましょう。調光タイプの照明だと、気軽に部屋の雰囲気を変えられるのでおすすめです。
家事動線やコンセントの位置など実用性を重視する
デザイン性だけでなく実用性も考慮し設計することで、より住みやすい家になります。特にランドリールームやキッチンのような水回りの配置は、スムーズに家事をするために重要です。また、コンセントは家具や家電を置いた場合をイメージして、適所に配置しておきましょう。扇風機や加湿器といった季節が限られる家電も、あらかじめどこに置くか検討しておくと安心です。
注文住宅をデザインするならR+house八千代・幕張・柏で理想を叶えましょう!
注文住宅は、はじめにデザインのテイストを決めておくことで外観・内観のデザインの方向性が固まりやすいです。マイホームの理想とする住宅デザインの参考写真などがあれば、打合せもスムーズに行えるでしょう。R+houseでは、デザイン性はもちろん構造専門の建築士のもとでコストを抑えつつ、耐震性、気密性、断熱性に優れた住まいを提供しています。注文住宅をご検討の方は、ぜひR+house八千代・幕張・柏へご相談ください。