中庭とは。コートやパティオ、坪庭との違いは?
中庭とは、建物や壁の間や中にある庭のことです。建物や壁の配置はL字型だったり、コの字型だったり、ロの字型など様々です。外に閉じ内に開けた形になっているので、周りの視線を気にすることなく、明るく開放的なプライベートな空間を確保することができます。
コートハウスという言葉を耳にされたことがあるかと思いますが、コートハウスとは、建物や塀に囲まれた中庭をもつ住宅のことで、コートハウスの、「コート」や「パティオ」も、それぞれ違う国の言葉で中庭を指す言葉で、建築様式やイメージは違うかもしれませんが、意味は同じなのです。坪庭も同様で、広さの違いがあったりしますが、同じ中庭です。
コートハウスという言葉を耳にされたことがあるかと思いますが、コートハウスとは、建物や塀に囲まれた中庭をもつ住宅のことで、コートハウスの、「コート」や「パティオ」も、それぞれ違う国の言葉で中庭を指す言葉で、建築様式やイメージは違うかもしれませんが、意味は同じなのです。坪庭も同様で、広さの違いがあったりしますが、同じ中庭です。
中庭のある家のメリット
・採光に優れている
お家づくりを考えている多くの方が「明るさ」を重視されているかと思います。しかし、通常の間取りでは日の差し込まない部屋ができてしまうことも。特に北側に面してしまう部分だと昼でも照明が必要になることもあります。
その点、中庭がある家では、開口部を設けやすくなるため、中庭に面した部屋には満遍なく光を取り入れることができるようになります。
その点、中庭がある家では、開口部を設けやすくなるため、中庭に面した部屋には満遍なく光を取り入れることができるようになります。
・通風に優れる
前項で述べた通り、開口部を設けやすくなるため、光だけでなく、風も取り込みやすくなり、風の通り道を確保しやすくなります。気候の良い時期は空調をつけずに、窓から循環した空気だけで快適に過ごせるかと思います。
・プラバシーが確保されている
建物で囲われた中庭は、外を通る人の目や隣地の目を気にせず過ごせる庭です。家から見守りやすく、外からの目は届きにくいので、お子様の遊び場にも適した空間になっています。隣と距離が近い都心部でも家の中にいる時のプライバシーが確保しやすいため、都心部でお家づくりを考えの方にもメリットが大きいかと思います。
・開放的な居住空間にできる
中庭に面した部屋は人の目を気にすることなく、くつろぐことができ、プライバシー確保しながら開放感が味わえます。人目を気にしてカーテンを開けられないなんてこともありません。また中庭を通して、先の部屋や外の景色へと遠くに視線が抜けるため、広さと奥行きを感じることができます。
・セキュリティに優れている
大きな開口部は中庭側に設け、外には閉じることで、通りに面した外側には侵入経路が少なくなるため、防犯面に優れます。
・自然を身近に感じることができる
庭に面する部屋が多く、家の中と外が近いので自然を身近に感じることができます。
床の素材を合わせたり、高さを合わせたりすることで、部屋と中庭をひと続きの空間のようにすることもできます。
床の素材を合わせたり、高さを合わせたりすることで、部屋と中庭をひと続きの空間のようにすることもできます。
デメリットとは
・コストがかかる
まず、中庭をつくれるだけの土地の面積が必要になります。また、外壁や窓が増えるので、その分建築コストやメンテナンスコストがかかる場合があります。ただ、建物の配置や広さでもまた変わるので、一度相談してみるといいかもしれません。
・外気の影響を受けやすい
中庭があるお家は通常より開口部が多くなったり、大きくなることも。そうすると、必然的に外気の影響を受けやすくなってしまうため、冷暖房の効率が落ちることもあります。
・動線が悪くなる可能性も
中庭で繋がっている部屋は中庭を突っ切れば短い動線であっても、雨の日は家の中を回らないといけない場合は、動線が長くなります。生活動線を考えた上で間取りのプランを考えてもらうことが大切です。
実例紹介〜中庭のある家の施工例を紹介〜
3方道路という条件を踏まえてコートハウスを採用
空間的広がりを維持しつつプライバシーを確保された住まい。
人目を気にせずくつろぐことができる中庭
せっかくお庭を作っても人目が気になってくつろげないことも。
中庭を作ることでリビングからも緑を楽しむことができます。
中庭を作ることでリビングからも緑を楽しむことができます。
夫婦の時間を楽しめる中庭
お施主様の思い描くライフスタイルをもとに、夫婦の時間を思い切り楽しんでほしいという建築家の思いから中庭を提案。
高めに設計した壁が外部からの視線を遮り、まるで家に守られているような安心感に包まれる空間に仕上がりました。
高めに設計した壁が外部からの視線を遮り、まるで家に守られているような安心感に包まれる空間に仕上がりました。
明るい開放感を室内で実感
キッチンから空や緑が見えたり、家庭菜園を楽しんだりと大活躍の中庭。
>>他の事例はこちらから
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まとめ
中庭のある家は、視線を気にすることなく、自然を感じることができたり、開放感があったり、など色々なメリットがあるお家です。しかし、コストの面、間取りの面などでは工夫が必要な家とも言えます。注意点とライフスタイルなども踏まえた上でご検討いただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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