30坪の注文住宅が人気の理由
注文住宅を建てたい人の多くが目安として考えるのが、30坪前後の広さの一戸建て。まずは、その理由について解説しましょう。
注文住宅の平均的な広さは?

1坪=約3.3㎡で約2畳分の広さ。全国平均の床面積である111.5㎡~122.8㎡を坪数になおすと、約34~37坪となります。もちろん、家の広さを決めるのは建物の広さだけではありません。。庭や駐車場の有無や土地に対する建物の割合など、土地の広さも関係してくるため、同じ30坪の家といっても家の印象はさまざまでしょう。
千葉県の平均延床面積は?
千葉県の注文住宅の平均延床面積は、国土交通省が公開する「一住宅当たり延べ床面積の都道府県比較」(2022年度)によると、89.74㎡。全国平均の111.1㎡~124.4㎡と比較すると、やや狭い傾向にあります。
89.74㎡というと、約27坪の広さ。千葉では延床面積30坪前後の家を建てたい人が多いようです。
89.74㎡というと、約27坪の広さ。千葉では延床面積30坪前後の家を建てたい人が多いようです。
30坪の家ってどんな広さ?必要な土地の広さは?
30坪前後の家というと、一般的な3~4人の家族が住むのにちょうどいい広さ。国土交通省が発表している「誘導居住面積水準※」でも、3人家族が豊かな住生活を実現できる広さを約100m2=約30.3坪としています。
上記のデータからも、結婚や妊娠・出産を機にマイホーム購入を検討し始める家族にとっては、30坪が目安として考えやすいことが分かるでしょう。
※誘導居住面積水準:世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準
30坪の家を建てるために必要な土地の広さは、階数と建ぺい率と容積率によって決まります。
上記のデータからも、結婚や妊娠・出産を機にマイホーム購入を検討し始める家族にとっては、30坪が目安として考えやすいことが分かるでしょう。
※誘導居住面積水準:世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準
30坪の家を建てるために必要な土地の広さは、階数と建ぺい率と容積率によって決まります。
階数
建てたい家の階数によって、必要な土地の面積は異なってきます。例えば、30坪の家を建てる場合に平屋なら、2階建ての家を建てるよりも広い土地が必要になります。一方、3階建ての家であれば2階建ての家を建てるより狭い土地で建てることができます。
建ぺい率と容積率
建ぺい率とは、敷地面積(土地の面積)に対する建物の建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合です。また、容積率とは、敷地面積(土地の面積)に対する延床面積(建物の合計床面積)の割合です。
土地の建ぺい率と容積率は、都市計画法や建築基準法で地域ごとに上限が定められており、用途地域によっても規制されています。
例えば、建ぺい率と容積率がそれぞれ異なる土地において、1階と2階がそれぞれ15坪で延床面積30
坪の家を建てようとした場合、
・建ぺい率40%・容積率80%の土地の場合、37.5坪の土地が必要。
・建ぺい率50%・容積率100%の土地の場合、30坪の土地が必要。
土地の建ぺい率と容積率は、都市計画法や建築基準法で地域ごとに上限が定められており、用途地域によっても規制されています。
例えば、建ぺい率と容積率がそれぞれ異なる土地において、1階と2階がそれぞれ15坪で延床面積30
坪の家を建てようとした場合、
・建ぺい率40%・容積率80%の土地の場合、37.5坪の土地が必要。
・建ぺい率50%・容積率100%の土地の場合、30坪の土地が必要。
30坪の家、人気の間取りは?

30坪の家の間取りは、3LDKや4LDKが一般的。4LDKだとしても、15畳程度のLDKと6畳程度の個室を4部屋は確保できるため、3~4人家族でも十分快適に過ごせるでしょう。
30坪の家でよく採用される間取りは、一般的な総2階の家で1階にLDK、2階に個室というもの。また、日当たりの良さなどを考慮し、2階にリビングを配置することもあるようです。また、1階のリビングの横に和室を配置するという間取りも。
30坪で広さを確保しつつ、個性的な間取りを楽しみたい方には、次のようなスペースを設けるのがおすすめ。ぜひ、家づくりのヒントにしてみてください。
スキップフロアなどの中間層を設ける
スキップフロアとは、フロアとフロアの中間に設けたちょっとしたスペースのこと。小上がりや中2階と呼ばれることもあります。家の雰囲気がおしゃれになるだけでなく、収納やキッズスペースとして活用できるなど用途がさまざまあるところも魅力。空間の有効活用ができます。
吹き抜けを作る
開放感が増すことで人気の吹き抜けは、家を広く見せたいときにも有効な方法。リビングから2階にかけての吹き抜けが一般的ですが、2階から屋根裏スペースまでを吹き抜けにする事例も。屋根裏やロフトは延床面積に含まないため、少しでも家を広く活用したい方にはぜひ採用してみて欲しい間取りです。
>>R+house八千代・幕張・柏が手がけた「吹抜けのある家の建築事例」はこちら
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家の中央に中庭を作る
30坪の家で、かつ駐車スペースも十分に確保したい場合、広い庭を作るというのはなかなか難しいでしょう。ただ、「小さくてもいいから庭が欲しい」「自然を感じられるスペースが欲しい」というときには、家の中央に中庭を設置するのがおすすめ。インテリアとしてもおしゃれになるだけでなく、角度次第では自然光を取り入れられるようにもなります。
>>R+house八千代・幕張・柏が手がけた「中庭のある家の建築事例」はこちら
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30坪の家の価格相場は?

・土地購入費用
・建築費用
・工務店契約にまつわる諸費用
の3つがあります。
土地購入費用
30坪の家を建てる場合、どのくらいの敷地面積が必要となるかは、その地域の「建ぺい率」や「容積率」が関係してきます。この二つを簡単に説明すると、「その土地の中で建物を建てられるスペースの割合」のこと。例えば、延床面積30坪の家を建ぺい率50%で建てるとしたら、60坪の土地が必要になります。建ぺい率と容積率は、その地域の都市計画で定められているため、家を建てたいエリアを決める際にはその地域のホームページなどで調べておくといいでしょう。
例えば千葉県柏市の場合、「市街化調整区域」に指定されている土地は容積率が200%、建ぺい率が60%となっています。一方、利根川河畔地区や手賀沼河畔地区などの市街化調整区域以外の地域の中には容積率80%、建ぺい率40%のところも。同じ柏市内であっても、これだけの差があるのです。
また、土地購入費の中には選ぶ土地によって地盤改良費や解体費が含まれることも。資金計画にも大きく影響するため、土地選びの段階で調べておくといいでしょう。
参考として、千葉県内の人気エリアの地価平均は以下のとおり。
・船橋市…225,136円/㎡
・松戸市…191,926円/㎡
・柏市…169,828円/㎡
・千葉市美浜区(幕張新都心)…180,695円/㎡
・八千代市…121,358円/㎡
参考元:国土交通省 地価公示(2023年)より平均を算出
土地の価格(実勢価格)は「公示地価×土地の面積×1.1」で計算できます。住みたいエリアの建ぺい率や容積率から敷地面積が算出できたら、土地の価格相場を計算してみるといいでしょう。
例えば千葉県柏市の場合、「市街化調整区域」に指定されている土地は容積率が200%、建ぺい率が60%となっています。一方、利根川河畔地区や手賀沼河畔地区などの市街化調整区域以外の地域の中には容積率80%、建ぺい率40%のところも。同じ柏市内であっても、これだけの差があるのです。
また、土地購入費の中には選ぶ土地によって地盤改良費や解体費が含まれることも。資金計画にも大きく影響するため、土地選びの段階で調べておくといいでしょう。
参考として、千葉県内の人気エリアの地価平均は以下のとおり。
・船橋市…225,136円/㎡
・松戸市…191,926円/㎡
・柏市…169,828円/㎡
・千葉市美浜区(幕張新都心)…180,695円/㎡
・八千代市…121,358円/㎡
参考元:国土交通省 地価公示(2023年)より平均を算出
土地の価格(実勢価格)は「公示地価×土地の面積×1.1」で計算できます。住みたいエリアの建ぺい率や容積率から敷地面積が算出できたら、土地の価格相場を計算してみるといいでしょう。
建築費用

先ほども例に挙げた千葉の人気エリアで、延床面積30坪の家を建てるとしたら、建築費用相場は以下のようになります。
・船橋市…22,327,530円(744,251円/坪)
・松戸市…19,033,980円(634,466円/坪)
・柏市…16,842,420円(561,414円/坪)
・千葉市美浜区(幕張新都心)…17,920,140円(597,338円/坪)
・八千代市…12,035,490円(401,183円/坪)
※()内は2023年時点の坪単価(㎡単価を坪単価に換算)
ただし、注文住宅の場合、間取りや設備、外壁や内装などこだわればこだわるほど建築費用はかさみます。また、同じ30坪の家であっても総2階建てなのか、3階建てなのか、それとも平屋なのかによっても建築費用はさまざま。例を挙げると、一般的に総2階建ての家の坪単価が最も安く、3階建ての家が最も高いと言われています。
実際に、住宅金融支援機構が行った「フラット35利用者調査」(2022年度)では、千葉県内の注文住宅の建築費用平均が約3,739万円というデータも。千葉の人気エリアではどうしても土地が狭くなるため、3階建ての家も多くなるでしょう。
坪単価から算出する建築費用はあくまで目安。注文住宅の場合にはこだわりたい部分も多く、費用も高くなりやすいため、参考程度に考えるといいでしょう。
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2022年度)」
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2022年度)」
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