まずは基本から!7つの基本住宅スタイルとは?
服やインテリアと同じように、住宅にも7つの基本的なスタイルがあります。
「モダン」スタイルは、水平の屋根や片流れの屋根と、単調で直線的な形状が特徴的な住宅スタイルです。
「コンテンポラリー」スタイルもこれと似ていて、近代的な流行に流されない、無難なデザインです。
日本の歴史や伝統、風土が蓄積された「和風」スタイルは、上の2つとは反対のイメージですが、近年は「和モダン」と呼ばれる現代的なデザインを取り入れた住宅スタイルも人気です。
海外風のスタイルもいくつかあり、それぞれ魅力があります。
「ブリティッシュ」スタイルは、文字通り英国風のスタイルで、勾配の急なフォルムの屋根と、縦、横、斜めに装飾したハーフティンバーを取り入れたものです。
「アーリーアメリカン」スタイルは17世紀から18世紀にかけてのアメリカ東海岸を想像させるスタイルです。
白で統一された柱や破風板、飾り戸など全体的に明るい印象を与えるスタイルとなっています。
「南欧」スタイルは、地中海沿岸地域の住宅を参考にした、明るい太陽光によく似合うカジュアルなスタイルです。
逆に「北欧」スタイルは、日射しをあまり取り込めない環境の北欧地域に適した、勾配の急な切妻屋根と広大な開口部が特徴的な自然な住宅スタイルになっています。
知りたい!近年の住宅デザインのトレンドとは?
最近は、テレビやネット動画でも住宅に関する番組や動画が頻繁に見られています。
現在の住宅トレンドは、「ナチュラル」、「モダン」、「バイオリフィック」の3つがポイントです。
近年の新築住宅で、比較的取り入れらやすいのが「ナチュラルデザイン」です。
最近、郊外や田舎などに移住し、都会を離れて生活することが人気になっていることも影響して、自然に囲まれた環境で暮らしたいというニーズが高まっています。
自然素材を活用したぬくもりを感じる住宅は、今までも人気でしたが、このようなニーズの高まりによってさらに需要が高まっています。
「モダンデザイン」も、安定的な人気を誇る定番のデザインです。
直線的でシンプルなフォルムで、スタイリッシュで都会的な雰囲気があり、飽きのこない住みやすい住宅デザインです。
上記のナチュラルデザインを取り入れた「ナチュラルモダン」や和風要素を取り入れた「和モダン」も注目のデザインです。
「バイオリフィック」とは、「人間と自然は、本来共にあるものだ」という概念に由来する言葉です。
「バイオリフィックデザイン」は、この言葉に基づいて、自然を意識的に生活に取り入れた住宅デザインです。
住宅の外観デザインで失敗しないための対策とは?
住宅の外観デザインでよくある失敗とその対策を学んでいきましょう。
外観デザインで一番多いのが、カラーイメージが違ったというものです。
紙面や画面上でのイメージ図と実物は印象が異なるので、実際に大きなサンプルを用意してもらい、屋外で日光に当ててチェックするのがおすすめです。
街並みに適応した住宅にならなかったという失敗の防止にも、イメージ図単体を見るのではなく、実際に住宅を建てる周辺の環境を直接見て、実物のイメージを持っておくのが重要です。
日焼けや汚れにより部分的に汚く見えるという悩みもあります。
メンテナンス時期になると、どうしても全体的に汚い印象になってしまうことがあります。
直射日光が当たりやすい住宅の西側は、変色が目立つ濃い色を避けて、白やベージュ、グレーなど薄い色にするのがおすすめです。
まとめ
思わず住みたくなるような住宅は、優れた機能性だけでなく、美しい外観デザインも持ち合わせています。
流行の住宅スタイルには、人気になっているだけの理由があり、適切にポイントを押さえれば、誰でもお洒落な住宅を建てられます。
最新の住宅トレンドを把握し、外観デザインで失敗しない為の対策も怠らないようにしましょう。