こんにちは。広報の中嶋です。
Living Big in a Tiny House「小さな家で、大きく暮らす」そんなライフスタイルのご紹介です。
大きな家=豊か。小さな家=貧しい。
よく海外映画に出てくる家などにみられるように、日本でもこんな物差しが一般的でした。
ですが、物差しのベースとなるのは「何を良いと思うか、悪いと思うか」というひとそれぞれの価値観です。
ひと昔前までのように、女性がブランドのバックをこれ見よがしに持って歩いた時代は終わり、好きなものを自分らしく身につけるようになったように、豊かさの価値観も多様化しています。
住まいに関しては、お金を稼いで大きな家を買い、大きな車に乗ってエネルギーを浪費しながら高級品やブランド品を買って、それを家の中に詰め込んでおくことが豊かだとは言う人は少なくなったと思います。
実際に、WEBで「Tiny house」と、検索してみると、豊かで合理的で、憧れるような暮らしの記事や写真が多く上がってきますし、インスタやピンタレストでも、沢山の投稿があり、暮らしを楽しんでいる写真が多いです。

住まいに関しては、お金を稼いで大きな家を買い、大きな車に乗ってエネルギーを浪費しながら高級品やブランド品を買って、それを家の中に詰め込んでおくことが豊かだとは言う人は少なくなったと思います。

実際に、WEBで「Tiny house」と、検索してみると、豊かで合理的で、憧れるような暮らしの記事や写真が多く上がってきますし、インスタやピンタレストでも、沢山の投稿があり、暮らしを楽しんでいる写真が多いです。
海外では、高所得で高感度な人たちを中心に「tiny house」がムーブメントになっているそうです。

日本でもあえて小さな家を選んでコンパクトに住まう人が増えているそうです。
小さな家のメリット
小さな家のメリットを4個考えてみました。
①エコになる

小さな家にしたうえで、建物の断熱性を高め無駄なエネルギーを使わないようコンパクトに住まえばエコロジーでエコノミーになります。土地代と建築費用も削減できます。
②暮らしがシンプルに

小さな家は物理的にものをたくさん詰め込むことができません。
断捨離しながら生活するため、購入の前によく考えるようになり、長持ちするかどうか吟味するようになります。そういった心持でどんどんと暮らしがシンプルになっていきそうです。
モノから解放されると、本当に必要なもの、豊かなもの、本質が見えてくるかもしれません。
③余裕・余白を楽しめる

土地と建築費用と毎月の光熱費で浮いた余裕で素敵な家具を買ったり、庭に手を入れたりもできますし、生活のゆとりへ回して旅行することもできます。

小さな家の場合、敷地と家の隙間に生まれた余白に庭やデッキを作って小さな庭を楽しむのも豊かさだと思います。

小さな家だからこそ、余白を作りそれを楽しみたい。
あえて吹抜けを設けたり、小さな和室を設えたり。少し大きめのデッキを設けたり。

逆に、面積が限られているからと毎日使う洗面脱衣などをを切り詰めるとゆとりが失われ、小さいことを貧しく感じるようになりそうです。コロナの影響もあり、書斎やワークスペースを求める方が増えてきていますが、それ以前から建築家の先生の作るプランには余白がありました。
コンパクトな家の中にDENを設けたり、セカンドリビングや茶室のような空間作ったり、余白の使い方が素晴らしいなと感じておりました。
貧しく感じるという、小さな家の難題を解決するには建築家の高い設計力が求められそうです。
④家族が程よい距離感に
狭い家で過ごした家族ほどコミュニケーションが良好で仲良しだとよく言われます。
しかし、狭く密集しているだけではストレスもたまり、現代では爆発してしまいそうです。

自身、施工事例でレポートを書かせていただく時に「ばらばらだけど一緒」「程よい距離感」というフレーズをよく使いますが、小さな家こそ家族が程よい距離感で、思い思い過ごせる居場所の設計が必要で、そんな場合こそ建築家に依頼する価値がありそうだと思いました。

話は変わって、建築中の自宅。
大工さんから、虫が多いから、草刈りして欲しいと言われていたのですが、面倒で後回しにしていました。最近ガーデンのプランをいただき、先月は高松にてガーデンプランナーの宮本先生にイベント研修でお会いしてきました。
ついに「草取りをやってみるか」という気持ちになり、草刈りを始めたのですが、思った以上に楽しくて、子どもと一緒に夢中になってしまい、次の休みにも草刈りを楽しみました。
雑草や土に触れただけですが、とてもリラックスできて、楽しくて。
ものに捉われない、暮らしの豊かさってこんな感じかなぁと思った体験でした。

キーワードの「Tiny house」。
検索していると、住んでいる方の個性がギュッと反映されているお家が多いので、インテリアや内装に迷っている方も好きなテイストが見つけやすかったり、どこに予算の比重をかけたかがわかりやすかったりと、家づくりの参考になりそうです。
小さな家づくりを妥協ではなく、暮らしをもっと楽しむための手段にできれば、大きく暮らすヒントが見えてきそうですね。
それでは、今回はこのへんで失礼します。