土地を買う前にチェックしたい、ハザードマップとは?
自然災害が発生した時の危険性が高いエリアや、いざという時のための避難場所が把握できる地域のハザードマップ。土地探しの時には、該当地域にどのような自然災害の危険性があるのかを知れる資料として役立ちます。ハザードマップは、各都道府県・市町村のWEBサイト上で閲覧可能で、洪水や津波などの水害、土砂災害、地震防災などいくつか種類があります。危険度別に色分けされており、避難場所・避難経路についても記載されています。
千葉県習志野市の地形の特徴
自然災害の危険性を知るためには、まず地形の特徴を確認することから始めましょう。習志野市は、千葉市、船橋市、八千代市に接しており、南側は千葉港(東京湾)に面しています。内陸部の自然地形と、平坦な埋め立て地から成り立っていることが特徴。袖ヶ浦団地や秋津団地など大型団地が建設されている臨海部は、ほとんどが埋め立て地となっています。
市内でもエリアによって気を付けるべき自然災害の種類も異なります。ハザードマップを基に、詳細を見ていきましょう。
参考:習志野市HP「習志野市の概要」
参考:習志野市HP「国道14号以南の埋立て地区における地質の状況」
>>習志野市の土地価格相場は?家づくりで重要な土地選びのポイントもご紹介
市内でもエリアによって気を付けるべき自然災害の種類も異なります。ハザードマップを基に、詳細を見ていきましょう。
参考:習志野市HP「習志野市の概要」
参考:習志野市HP「国道14号以南の埋立て地区における地質の状況」
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【習志野市】地震危険度
まずは、地震危険度からチェックしていきます。習志野市で公開されている「地震分布に関するマップ」によると、習志野市に直下型の地震(想定M7.3)が発生した場合、市内では震度6弱~強の地震が起こると予想されています。「ゆれやすさマップ」を見ると、やはり内陸部よりも沿岸部、埋め立て地となっているエリアは揺れやすさが高いことが分かります。
地震発生時にリスクが高いエリアは?
その土地の地盤、地質や地層によって、地震が起きた時の揺れやすさや災害リスクが異なります。地盤とは、住宅などの構造物を受け止め支える土地のことです。日本でよく見られる地盤の種類は主に、岩盤、洪積層、沖積層、人工地盤の4種類。地震発生時にリスクが高いのは、粘土層や腐食土層など軟弱な地層を含んだ沖積層、人工地盤のエリアです。地盤沈下や液状化の可能性が高く、宅地としてはあまりおすすめできません。
ちなみに、埋め立て地区(香澄地区、袖ヶ浦1・4・5・6丁目地区、谷津3丁目地区、秋津4・5丁目地区)における地質状況の調査結果は、習志野市のWEBサイトで確認できますので、参考にしてください。
ちなみに、埋め立て地区(香澄地区、袖ヶ浦1・4・5・6丁目地区、谷津3丁目地区、秋津4・5丁目地区)における地質状況の調査結果は、習志野市のWEBサイトで確認できますので、参考にしてください。
【習志野市】洪水や津波などの危険性
次に、洪水や津波などの水害の危険性を見ていきます。千葉県津波浸水予測図によると、新習志野駅周辺にある菊田川および支川菊田川において、浸水深3mと予測されています。秋津2・3丁目、香澄1丁目、袖ヶ浦5丁目、茜浜2丁目周辺などは注意が必要です。また、地盤高図を確認すると、谷津干潟周辺、袖ヶ浦全域が地盤高3m以下の地域に該当しています。
習志野市を流れる河川
習志野市では沿岸部のみならず、市内を流れる河川の周辺地域においても洪水などの注意が必要になるでしょう。水防法に基づいて作成された洪水浸水想定区域を確認すると、高瀬川、谷津川、菊田川および支川菊田川、浜田川が浸水想定区域に該当します。周辺地区では、洪水などの場合に最大3m未満の浸水が予想されています。詳細は、千葉県のWEBサイトに公開されている地図上でご確認ください。
参考:習志野市HP「習志野市ハザードマップ」
参考:千葉県HP「『水防法』に基づく洪水浸水想定区域の公表について」
参考:習志野市HP「習志野市ハザードマップ」
参考:千葉県HP「『水防法』に基づく洪水浸水想定区域の公表について」
【習志野市】液状化の危険性
2011年に発生した東日本大震災時、習志野市内の国道14号線より南にある地域では、液状化により大きな被害を受けました。液状化現象とは、地震の発生により地盤の土粒子がばらばらに離れ、地下水の中に浮くような状態になることです。地盤の沈下や、噴砂の影響により、建物や道路の傾斜および破壊が起こります。
習志野市で液状化が起こりやすい場所
習志野市では、災害が発生した時のために2013年の習志野市防災アセスメント調査結果を基にして「地区別防災カルテ」が各小学校区域別にまとめてあります。その中では「液状化しやすさマップ」も公開されており、各地区ごとに液状化のしやすさ分布が示されています。
習志野市直下の大地震が発生した場合、揺れ・液状化が起こりやすく建物全半壊率が高い地区は、袖ヶ浦東小学校区、谷津南小学校区、向山小学校区です。特に袖ヶ浦東小学校区は、地区のほぼ全域が埋め立て地であるため液状化が発生しやすく、多大な建物被害が懸念される地区です。その他の該当地区に関しても、地形が盛土地や埋め立て地であることから、地震の揺れや液状化による被害が大きいと予測されています。
参考:習志野市HP「液状化対策に関するお知らせ」
参考:千葉県庁HP「大地震がちばを襲う:液状化と被害」
習志野市直下の大地震が発生した場合、揺れ・液状化が起こりやすく建物全半壊率が高い地区は、袖ヶ浦東小学校区、谷津南小学校区、向山小学校区です。特に袖ヶ浦東小学校区は、地区のほぼ全域が埋め立て地であるため液状化が発生しやすく、多大な建物被害が懸念される地区です。その他の該当地区に関しても、地形が盛土地や埋め立て地であることから、地震の揺れや液状化による被害が大きいと予測されています。
参考:習志野市HP「液状化対策に関するお知らせ」
参考:千葉県庁HP「大地震がちばを襲う:液状化と被害」
【習志野市】土砂災害の危険性
習志野市で土砂災害が起こりやすい場所をご紹介します。習志野市には土砂災害警戒区域が計36箇所(その内特別警戒区域34箇所)、急傾斜地崩壊危険区域が5箇所指定されています。千葉県のWEBサイト上で詳細な所在地を調べられるので、ぜひチェックしておきましょう。
地区別防災カルテによると、土砂災害の被害を受ける可能性のある建物戸数が多い地域は、実籾小学校区、屋敷小学校区、藤崎小学校区です。実籾小学校区は、地区内に土砂災害警戒箇所などが計15箇所指定されており、約402戸において土砂災害のリスクがあるとされています。
参考:習志野市HP「土砂災害を知ろう」
>>八千代市で地震に強いおすすめのエリアは?詳しくはこちら!
>>柏市で地震に強いおすすめのエリアは?詳しくはこちら!
地区別防災カルテによると、土砂災害の被害を受ける可能性のある建物戸数が多い地域は、実籾小学校区、屋敷小学校区、藤崎小学校区です。実籾小学校区は、地区内に土砂災害警戒箇所などが計15箇所指定されており、約402戸において土砂災害のリスクがあるとされています。
参考:習志野市HP「土砂災害を知ろう」
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もしものための災害対策
新しい住居で安全安心な生活を送るためにも、いつ起きるか分からない自然災害に対する備えはしっかり考えておきましょう。ここからは地盤改良、耐震住宅、被災時に受けられる保険や保証などについてご紹介します。
地盤沈下や液状化を防ぐための地盤改良
先述したとおり、習志野市内には地形の特徴から地震が発生した際に、地盤沈下や液状化の起こりやすい場所も多く存在しています。そのため戸建て住宅を建てる時には、地盤改良が必要となるケースがあるでしょう。地盤強度の目安は一戸建て住宅の場合、地盤調査で算出された地盤強度(N値)に問題がなければ、N値5以上あれば良いとされています。しかし、地盤が弱かったり、盛土した土地などであったりする場合、地盤改良が必要になります。
地盤沈下を防ぐための工法としては、表層改良工法・柱状改良工法・鋼管杭工法が一般的です。これらの工法で地盤を強化することで、地盤沈下の可能性を軽減することができます。ただし、液状化現象の対策にはなりません。天然砕石を使った工法であれば液状化の対策に効果があると言われています。工法の種類によって工期や費用が異なるため、よく検討して決めるのが良いでしょう。
>>健康・環境・安全に配慮したR+house八千代の地盤改良技術の詳細はこちら
地盤沈下を防ぐための工法としては、表層改良工法・柱状改良工法・鋼管杭工法が一般的です。これらの工法で地盤を強化することで、地盤沈下の可能性を軽減することができます。ただし、液状化現象の対策にはなりません。天然砕石を使った工法であれば液状化の対策に効果があると言われています。工法の種類によって工期や費用が異なるため、よく検討して決めるのが良いでしょう。
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新築住宅を耐震と免震にする
地震に強い住宅を建てるためには、耐震住宅を検討しましょう。地震対策のための住宅構造には、耐震と免震などいくつか種類があります。
「耐震」は建物自体を丈夫に強くし、地震の揺れに耐えようとすること。建設コストも抑えられて工期も短期間であることから、多くの耐震住宅で耐震構造が採用されています。耐震性能を示す指標として「耐震等級」というものがあります。等級1から等級3の数字で表され、数字が大きくなるほど、地震に耐える力が強いということを示します。R+houseでは最高ランクである、耐震等級3を標準仕様としています。
>>耐震等級3が標準仕様!「R+house」の耐震性能について詳しくはこちら
一方、「免震」は建物と地盤を切り離して揺れを建物に直接伝わりにくくすること。揺れが小さく済むため、家具が倒れにくく、建物内部の損傷が少ないでしょう。それぞれのメリットデメリットを知った上で、家の地震対策を検討してください。
「耐震」は建物自体を丈夫に強くし、地震の揺れに耐えようとすること。建設コストも抑えられて工期も短期間であることから、多くの耐震住宅で耐震構造が採用されています。耐震性能を示す指標として「耐震等級」というものがあります。等級1から等級3の数字で表され、数字が大きくなるほど、地震に耐える力が強いということを示します。R+houseでは最高ランクである、耐震等級3を標準仕様としています。
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一方、「免震」は建物と地盤を切り離して揺れを建物に直接伝わりにくくすること。揺れが小さく済むため、家具が倒れにくく、建物内部の損傷が少ないでしょう。それぞれのメリットデメリットを知った上で、家の地震対策を検討してください。
地域で受けられる保険や補償
自然災害の被災により住宅に多大な損害を受けた場合は「被災者生活再建支援制度」が適用され、支援金の受給が可能となるケースがあります。支援金の支給額は、住宅の被害に応じて定められており、複数世帯の家が全壊・解体した場合には基礎支援金として100万円、再建のための加算支援金として最大200万円、計300万円が支給されます。
しかし、速やかな生活再建のためには支援金だけでは十分ではないため、保険・共済などに加入する取り組みが推奨されています。一般的な火災保険では、地震・津波に対して補償されていない場合が多いので、地震保険を付帯すると良いでしょう。洪水、土砂災害などについても同様です。該当地域の自然災害の危険性と照らし合わせ、補償内容を検討しましょう。
また、習志野市では火災、豪雨もしくは洪水による床上浸水などの被害による見舞金として、1世帯につき1万円が支給されます。詳細については、習志野市のWEBサイトで確認できます。
参考:習志野市HP「地区別防災カルテとは」
参考:都道府県センターHP「支援金支給概要」
参考:習志野市HP「災害見舞金が支給されます」
しかし、速やかな生活再建のためには支援金だけでは十分ではないため、保険・共済などに加入する取り組みが推奨されています。一般的な火災保険では、地震・津波に対して補償されていない場合が多いので、地震保険を付帯すると良いでしょう。洪水、土砂災害などについても同様です。該当地域の自然災害の危険性と照らし合わせ、補償内容を検討しましょう。
また、習志野市では火災、豪雨もしくは洪水による床上浸水などの被害による見舞金として、1世帯につき1万円が支給されます。詳細については、習志野市のWEBサイトで確認できます。
参考:習志野市HP「地区別防災カルテとは」
参考:都道府県センターHP「支援金支給概要」
参考:習志野市HP「災害見舞金が支給されます」
習志野市で安全安心な家づくりをするなら、R+house八千代・幕張・柏・守谷にお任せ
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>>性能とデザインを両立できる高性能住宅「R+house」について詳しくはこちら!
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