長期優良住宅とは?
長期優良住宅の定義は、「長きにわたり安心で快適な居住が可能な住宅」です。正式に長期優良住宅として認められるには、国が制定する「長期優良住宅認定制度」の基準を満たし、認定を受ける必要があります。
長期優良住宅の認定を受けるには、以下の項目を満たさなければなりません。
・耐震性
・劣化対策
・維持管理・更新の容易性
・省エネルギー性
・居住環境
・維持保全計画
・住戸面積
戸建て住宅の場合、以上の7項目が認定基準となりますが、共同住宅の基準を含めると9項目となります。
参考:国土交通省HP「長期優良住宅のページ」
長期優良住宅の認定を受けるには、以下の項目を満たさなければなりません。
・耐震性
・劣化対策
・維持管理・更新の容易性
・省エネルギー性
・居住環境
・維持保全計画
・住戸面積
戸建て住宅の場合、以上の7項目が認定基準となりますが、共同住宅の基準を含めると9項目となります。
参考:国土交通省HP「長期優良住宅のページ」
長期優良住宅の認定を受けるメリットとは?

さまざまな減税が受けられる
長期優良住宅に認定されると、税制の面でさまざまな恩恵を受けられます。それぞれ解説していきましょう。
住宅ローンの控除枠が広がる
住宅ローンの控除枠は、最長で13年間に及び、12月末時点でのローン残高のうち0.7%が所得税と住民税から控除されます。また、一般住宅では住宅ローンの控除限度額が3,000万円のところ、長期優良住宅では限度額5,000万円まで拡大されます。
>>八千代・幕張・柏エリアの地銀ローン商品や金利について詳しくはこちら!
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不動産取得税の控除額が広がる
住宅や土地を購入すると、不動産取得税の納付が課せられます。一般住宅の控除額の限度は1,200万円ですが、長期優良住宅の限度は1,300万円に拡大します。現時点では2024年3月31日までが適用期限です。
登録免許税の税率引き下げ
新築住宅の建築には、所有権保存登記や所有権移転登記の手続きが必要です。この手続きには課税があり、登録免許税と呼びます。保存登記の場合、戸建ての一般住宅は税率が0.15%ですが、長期優良住宅は0.1%です。移転登記も戸建ての一般住宅の税率が0.3%なのに対し、長期優良住宅は0.2%に引き下げられます。
固定資産税の減税期間の延長
家を建てると固定資産税がかかります。ただし、建築から一定の年数は税額が1/2に減額される仕組みです。戸建て住宅の場合、一般住宅の減額期間は1~3年間に対し、長期優良住宅は1~5年間と延長があります。
住宅ローンの金利が引き下げられる
家を建てる際には、住宅ローンの利用も検討するでしょう。「フラット35」は金利固定のローンです。長期優良住宅はフラット35に加え、さらに低金利となる「フラット35S」も利用できます。フラット35Sの金利優遇期間は10年間です。
地震保険料の割引が受けられる
長期優良住宅は、保険会社に申請することで保険料の割引を受けられます。割引率は耐震等級によって変わります。
さまざまな補助金制度を受けられる
戸建てを長期優良住宅で建てると、補助金制度を利用できる可能性があります。たとえば以下のような制度です。
・地域型住宅グリーン化事業
・こどもみらい住宅支援事業
・地域型住宅グリーン化事業
・こどもみらい住宅支援事業
地域型住宅グリーン化事業
地域型住宅グリーン化事業は、国土交通省により選ばれた工務店などが、高性能の木造住宅を建築すると補助が受けられる制度です。施主は地域型住宅グリーン化事業のグループに含まれている工務店などに施工を依頼することで、間接的に補助を得られます。2022年度のグループ募集期間は4月27日~6月6日でした。地域型住宅グリーン化事業の補助に興味がある方は、今後もスケジュールの確認や、グループに入っている工務店を探すなどしてみるとよいでしょう。
こどもみらい住宅支援事業
子育て世帯や若者夫婦世帯で、こどもみらい住宅支援事業の補助対象となると、補助を受けられる可能性もあります。ただし、これらの補助金制度には期限があります。こどもみらい住宅支援事業は期間が延長され、2023年3月31日までの交付申請が対象です。
そのほか、各自治体で補助を行っている場合もあるので確認してみるとよいでしょう。
>>八千代市で受けられる住宅・医療費・子育ての支援制度についてはこちら!
>>柏市で受けられる住宅・医療費・子育ての支援制度についてはこちら!
そのほか、各自治体で補助を行っている場合もあるので確認してみるとよいでしょう。
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長期優良住宅の認定に関するデメリットとは?
ここまでで長期優良住宅に認定されるメリットを解説してきました。一方で、長期優良住宅の認定に関してはデメリットもあります。
着工までに時間がかかる
長期優良住宅の認定は、着工前の設計の段階で行います。そのため、長期優良住宅を建てたい場合は、認定を受けてからでないと着工できません。一般の住宅よりも1週間~1か月ほどは余計に日数がかかると心得ておきましょう。
申請にコストがかかる
長期優良住宅の申請や審査には費用が発生します。各所管行政庁によって若干の違いはありますが、およそ5~6万円が必要です。これらの申請を住宅業者や工務店に頼むとなると、別途仲介手数料がかかるため、合計で20~30万円ほどになります。
建築コストがアップする
定期的なメンテナンスが欠かせない
長期優良住宅の申請時には「維持保全計画」を作成しなければなりません。今後、作成した計画に沿って長期にわたり住宅のメンテナンスを行い、場合によっては修繕などを行うようになります。さらにその都度メンテナンスの内容を記録や保存が求められるのです。
ZEHと長期優良住宅との比較
住宅性能の基準として、長期優良住宅と同じくZEH(ゼッチ)住宅もよく聞くのではないでしょうか。ZEH住宅とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。断熱性能と省エネ性能を高めつつ、太陽光発電などでエネルギーを創り出すことで、年間に排出する一次消費エネルギー量をゼロ以下にすることを目指す住宅を指します。
長期優良住宅は「長きにわたり快適に住める家」とする目的があり、広範囲にわたり基準を満たす必要があります。一方のZEH住宅は、断熱性能などエネルギーに関連する目的で建てる住宅です。評価基準もエネルギー性能に特化したものとなります。
長期優良住宅は「長きにわたり快適に住める家」とする目的があり、広範囲にわたり基準を満たす必要があります。一方のZEH住宅は、断熱性能などエネルギーに関連する目的で建てる住宅です。評価基準もエネルギー性能に特化したものとなります。
長期優良住宅とZEH住宅に共通する「省エネルギー性」
長期優良住宅とZEH住宅で共通している項目が、断熱性能などの省エネルギー性です。住宅での断熱性能とは、外内部の熱が窓や屋根、壁などから移動するのを防ぐ性能を表します。屋内の熱が排出される量を数値化したものがUA値です。UA値は数字が小さいほど熱が排出されにくいことを表し、断熱性能に優れた家とされるのです。また、UA値は「断熱等級」として、断熱性をレベル分けしています。
長期優良住宅とZEH住宅におけるUA値
これまでは、長期優良住宅よりもZEH住宅のほうが基準となるUA値の水準は高く設定してありました。UA値は地域ごとに1~8に区分されます。たとえば千葉市・八千代市・柏市は6地域になります。長期優良住宅とZEH住宅の基準となるUA値をそれぞれ見てみましょう。
長期優良住宅:断熱等級4「0.87W/m2・K以下」
ZEH住宅:断熱等級5「0.60W/m2・K以下」
基準となるUA値はZEH住宅のほうが高水準であり、より高い断熱性を持つ住宅であることが表されています。しかし、2022年10月より改正が行われ、長期優良住宅のUA値の基準はZEH住宅の基準と同等になりました。つまり、長期優良住宅もZEH住宅の基準にあたる断熱等級5に引き上げられ、UA値は0.60W/m2・K以下にすることが求められるのです。
>>今話題のZEH(ゼッチ)って何?八千代市・千葉市花見川区・柏市周辺のUA基準値についても解説
長期優良住宅:断熱等級4「0.87W/m2・K以下」
ZEH住宅:断熱等級5「0.60W/m2・K以下」
基準となるUA値はZEH住宅のほうが高水準であり、より高い断熱性を持つ住宅であることが表されています。しかし、2022年10月より改正が行われ、長期優良住宅のUA値の基準はZEH住宅の基準と同等になりました。つまり、長期優良住宅もZEH住宅の基準にあたる断熱等級5に引き上げられ、UA値は0.60W/m2・K以下にすることが求められるのです。
>>今話題のZEH(ゼッチ)って何?八千代市・千葉市花見川区・柏市周辺のUA基準値についても解説
長期優良住宅の認定を受けるための申請方法は?
長期優良住宅の認定を受けるための申請方法もお伝えしておきましょう。
認定基準に適合するための設計をする
前述した通り、長期優良住宅には認定基準が設けられています。戸建て住宅の場合は7つの基準が該当しますが、まずはこれらに合う設計をすることが必要です。
長期優良住宅の申請の流れ
長期優良住宅の基準をクリアしたら、申請をします。
1.技術審査の依頼をする
所管行政庁のサポート機関である登録住宅性能評価機関へ技術審査を依頼します。
2.技術審査を受けたのち適合証を受領する
技術審査を受け、合格すると適合証が交付されます。
3.認定通知書の交付を受ける
受領した適合証と、必要書類を所轄行政庁に提出し、申請をします。千葉県千葉市・八千代市・柏市の所轄行政庁はいずれも建築指導課です。
参考:千葉市HP「長期優良住宅建築等計画等の認定」
参考:市川市HP「長期優良住宅建築等計画の認定制度について」
参考:柏市HP「長期優良住宅の普及の促進に関する法律について」
1.技術審査の依頼をする
所管行政庁のサポート機関である登録住宅性能評価機関へ技術審査を依頼します。
2.技術審査を受けたのち適合証を受領する
技術審査を受け、合格すると適合証が交付されます。
3.認定通知書の交付を受ける
受領した適合証と、必要書類を所轄行政庁に提出し、申請をします。千葉県千葉市・八千代市・柏市の所轄行政庁はいずれも建築指導課です。
参考:千葉市HP「長期優良住宅建築等計画等の認定」
参考:市川市HP「長期優良住宅建築等計画の認定制度について」
参考:柏市HP「長期優良住宅の普及の促進に関する法律について」
長期優良住宅の認定を受ける際のポイント

長期優良住宅の設計・施工の実績が豊富な業者を選ぶ
長期優良住宅をお考えの方は、設計や施工の実績を積んだ住宅業者や工務店を選ぶとよいでしょう。とくに耐震性や省エネルギー性に優れた住宅を手がけている住宅業者や工務店は、長期優良住宅の認定について相談に応じてくれます。施工も安心して任せられるでしょう。
税制優遇などと建築コストを比較する

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